よく、「芸能界は浮き沈みが激しいからね・・・」という声を聞きますが、これを読んでる方も聞いた事があると思います。まさに今、感染症が心配される中で、大半のイベントやコンサート、舞台などが中止・延期になっている状況もその一つだと言えるでしょう。
実にこれによく似た状況だったのが、昭和63年の秋から平成元年の春頃まででした。当時の昭和天皇が重篤な状態になられてるのに、イベントをやるのは不謹慎という自粛ムードの嵐が吹き荒れてて、軒並みイベントやコンサートは中止。TV業界もお笑い番組はことごとく音楽番組や無難な再放送等に差し替え。映画も内容によっては別の映画に差し替えられてたりして、こういった世相から真っ先に影響を受けるのが芸能界だというのを実感させられました。今の時期とよく似てます。
ただこの時も、阪神大震災の時にも東日本大震災の時にも、当然平時であっても、人々に心の栄養をお送りする仕事が芸能界に携わる人々なのです。
ですので、声優を目指す人を含めて、芸能界に携わりたい人の考え方として、自分が有名になりたい、自分がやりたい事をやる。だけじゃとても器が小さいのです。
常に他人の事を考え、他人が願ってる期待に応える様に自己研鑽し続けてるのが本物の芸能人と言えます。自己中心な人では務まらない、いわゆる "選手”なのです。
こういった世間の情勢で収入が大きく左右され、おまけに個々に要求されるポテンシャルが非常に高い世界ですので、それが不安や難しいと少しでも感じる人でしたら、芸能の世界に来てはいけません。一般職についた方が無難です。
因みに広島声優塾は、こういった覚悟をしっかり持った人しか入塾を許可しておりません!お金を払えば誰でも入れる組織では無いのです!!!